自宅葬は、葬祭場や寺院で通夜や葬儀を行わずに、自宅で一切の式を執り行うことです。通夜や葬儀に伺えない場合、家族葬のために家族や近い身内だけで行うと知らされた場合は、故人へのメッセージや遺族へのねぎらいの言葉を贈るため、弔電を送るといいでしょう。
送り先は、故人もしくは喪主の自宅になります。宛名は喪主の方になります。身内の方と知り合いであれば、喪主の名前を聞いてもいいですし、葬儀社が入っている場合には、尋ねるようにしてもいいでしょう。しかし、個人情報保護のために喪主の名前を教えない所もありますので、名前が分からない場合は、故人の名前を記載した後に御遺族様と書き入れると失礼にはなりません。
弔電の差出人は、遺族と親しくない場合は、故人との関係が分かるようにするのがおすすめです。どこの誰から来たのか分からないと、遺族が混乱することもありますので、注意してください。サークル活動や地域のクラブ活動の仲間であれば、明記するといいですし、同級生であれば、学校名等も書き添えると親切です。
通常であれば、葬儀の始まる前に弔電が到着するように手配すればいいのですが、自宅葬の場合は、葬儀のスペースの確保など、遺族が忙しくしていると考えられます。出来るだけ通夜の当日中に到着するように、早めの手続きを心がけるようにしましょう。